フォロ・ロマーノを見たあとは、ちょっとぶらぶらと散歩することにしました。それにしてもローマの散歩は面白いです。ブラブラしているだけでいろんな面白いものに出会えます。
これは、昔の遺跡の跡地でしょうか?
近代的なビルがないため、タイムスリップしてきたかのような錯覚をしてしまいます。
写真を撮り過ぎてしまったため、早速ローマに来る前に成田空港で購入したメモリが役に立ちました。そして、予備バッテリーに交換して再度写真を撮りまくります。
のんびりを昔のローマを想像しながら散歩していたらお腹が空いてきました。貧乏一人旅なので、レストランには入らず屋台を覗いてみました。すると、美味しそうなパニーニを売っていたので昼ご飯はパニーニにすることにしました。
3.5ユーロのパニーニを買って、その辺に座って食べると気分はすでにローマっ子な感じです。パニーニも初めて食べましたが、かなり美味しかったです。
散歩していると白くて大きな建物を見つけたので近づいてみました。
横を抜けて遺跡の周りを歩きます。
こうやって歩いているとローマは街全体が遺跡だと言われている意味がわかります。
遺跡の柱が補修されて再現されています。
ローマは茶色の建物が多いので白い建物は目立ってきれいですね。
古い建物の間に道があり、その間に道路があるので車の運転は大変そうです。
2階建ての観光バスは便利そうですね。
白い豪華な建物が近づいてきました。
これは、「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」という建物です。ヴェネツィア広場の正面に威厳をもって堂々と建つヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂は1911年にイタリア統一を記念して建てられました。ムッソリーニが以前ここのバルコニーから聴衆に向かって演説した有名な場所だそうです。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世はもともとさサルディーニャ王国の王様で、その後、統一されたイタリア王国の初代国王になった人だそうです。
それにしても、贅沢な造りの建物です。空の青さと建物の白さの対比がとてもきれいです。
階段の上から広場を見るとこんな感じです。
この広場を埋め尽くす聴衆を前にムッソリーニは演説したんですね。
それにしても建物の豪華さに驚きます。
上の方に上がってみるとかなり見晴らしが良いです。
ローマにはあまり高い建物がないため、遠くの方まで見渡すことができます。
それにしてもヨーロッパの公共系や宗教系や権威の象徴系の建物って天井が高いですね。
上から見るローマの町並みはきれいでとても落ち着きます。
柱が太いです。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂をあとにして、歩いてローマの町を散策しました。
至る所に歴史的に価値のありそうな建物があります。
ローマの水辺も緑が多くきれいでした。
川にかかる橋も建物と同じ茶色できれいです。
橋のとなりに崩れた橋脚を見つけましたが、古すぎて崩れた橋の隣に新しく橋をかけたのでしょう。
いろいろと歩いていたら真実の口にたどり着きました。真実の口の前には写真を撮ったり、口の中に手を入れたりする人で順番待ちになっていました。
10分くらいで自分の番が来たので、定番ですが口の中に手を入れて写真を撮ってもらいました。
真実の口を見たあとは古い街道を見に行きました。
何にもないきれいな散歩道みたいですが、ここは何百年も前から人が通っていた場所なんですね。
ローマは大都市ですが、こういうゆったり出来る場所があるのがすごいです。
歩いていたら城壁のようなところに出てきました。
ここは、途中から城壁がなくなっています。壊してしまったのでしょうか?
適当に歩き過ぎてちょっと道に迷ってしまいました。
ふと気がつくとピラミッドを発見しました。ローマにもピラミッドがあるんですね。エジプトをまねて作ったのでしょうか。
迷っているのですが、ローマの夜景を楽しんだりもしていました。
昼間見たヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂のライトアップがすごくきれいです。
別の角度も迫力があります。
正面からみると左右対称で均整のとれた素晴らしい建物です。
日が暮れ始めたので多少焦りましたがなんとか無事に「ガリバーズハウス」に戻ることができました。
歩き疲れて夕食を考えるのも面倒で、そのまま寝ました。