トヨタのメルボルン工場の見学のあとは、メルボルンの郊外にあるフィリップ島というところに行きました。
フィリップ島はメルボルンの南東約140km、車で役1時間30分くらいのところにある島です。この島がなぜ観光客に人気なのかというと、フィリップ島では約2万6000頭のリトルペンギンが生息していて野生のペンギンを見ることが出来るからです。
とりあえずフィリップ島について、みんなで昼ご飯を食べて、そのあと島の散策に出かけました。島自体は小さな島ですが景色がきれいな場所がたくさんあります。
よく考えたらメルボルンってオーストラリア大陸の南の方にあって、その南にはタスマニアがあってその南はもう南極なんだと気がつきました。
そう考えたらなんとなくペンギンがいてもおかしくないような気がします。
フィリップ島を散策していたら冬なのに水着で海に入っている人がいました。格好からして漁師じゃないので、そのへんのおじさんだと思いますが、変わった人がいますね。
欧米系の白人ってなんとなく寒さに鈍感な人が多い気がします。
寒そうな海なのによく入れるなぁ。。。
フィリップ島からもっと小さな島が見えます。
景色のきれいな海岸線を歩いていたら丘があってそこの坂の途中にぼこぼこ穴が空いていた。
なんだろうと思って見てみるとそこはペンギンの巣になっていて、穴の中にはペンギンがいました。
ペンギンって穴掘って巣を作るタイプのもののいるんですね。フィリップ島で見られるリトルペンギンは南半球にだけ生息する体長わずか30cmしかない世界で最も小さなペンギンだそうです。
ここは、保護区になっているので近づくことは出来ませんが、ペンギンがその辺にいることはわかります。ちょうど歩道が橋になっているところの下に何頭か隠れていました。
フィリップ島の観光の目玉が「ペンギンパレード」です。
ペンギンパレードとは海から上がってくるペンギンを見ることが出来るイベントで、フィリップ島のリトルペンギンは夜になると海から陸に上がって、夜を陸で過ごし、朝になると海に行くのですが、海から陸に上がるところを海岸に組まれたスタンドで見ることが出来るというものです。
まだ時間が早いので更に時間をつぶします。
フィリップ島の先にある「シールロックス」という岬の方まで行ってみました。
シールロックスはオーストラリア最大のオットセイの生息地で、ここに住むオットセイは1万8000頭もいるそうです。
その割には一頭も見ることが出来ませんでした。
船で沖に出ると見ることが出来るようです。残念。
そろそろ良い感じの時間になってきたのでペンギンパレードの受付センターへ向かいます。事前にチケットを買ってあったので大丈夫でした。
ペンギンパレードは写真を撮れないので、資料館のようなところにあった展示ですが、ペンギンパレードはこんなイメージです。
日も暮れてきたので観覧席に案内されました。
真っ暗な海岸に向かって照明がたかれています。
席に座って最初はじっと待ちます。
ペンギンだって時間通りに来てくれるわけではないので、こちらが待つしかありません。
気長に待っているとペンギンが海から上がって来ました。
7~10匹くらいの塊で上がって来て、小さな足で一生懸命歩いています。
しかし、なかなか波打ち際から上がってこないでたまに海に戻って行ってしまいます。なんだか遊んでいるみたいです。
やっとのことで陸に上がったリトルペンギンは丘を登って巣穴に戻って行きます。小さな足でぺたぺたと歩く姿はとてもかわいらしいです。
巣穴の場所は先に行ったペンギンが鳴き声で教えてくれると、後から来るペンギンはわかるようです。
滅多に見ることが出来ない野生のペンギンを見れて感動でした。
メルボルンの市街からはフィリップ島へ行く公共交通がないようなので、行きたい方は現地のツアーに申し込んで行った方が良さそうです。
他には国際免許を持っていってレンタカーを借りるのも楽しそうです。
フィリップ島楽しかった!