ポポロ広場を後にして、ローマで有名な観光地の一つ「トレヴィの泉」に向かいました。雨が降るとどこからともなく出てきて「アンブレラ、アンブレラ」と言って傘を売る人たちがいるのですが、トレヴィの泉に向かい途中で、その人たちのたまり場を見つけてしまいました。雨が降りそうだったのでみんなで作戦会議とか縄張りについての話し合いをしているのでしょうか?
トレヴィの泉は周りを建物で囲まれている結構狭い場所にあります。しかし、さすがに有名な観光地だけあってトレヴィの泉の彫刻はとても見事で、見る価値ありです。
階段もあって休憩している人もいますが、あまりにも人が多いためゆっくりできません。とりあえず有名な「トレヴィの泉で後ろ向きでコインを泉に投げ入れると再びローマを訪れることができる」という話を信じて後ろ向きでコインを投げ入れました。でも後から聞いたら実際には違法行為らしいです。しかし、泉には多くのお金が沈んでいて結構な収入になるのではないかと思います。
トレヴィの泉にも写真を撮る商売のローマ兵のかっこうをした人がいました。有名な観光地でヴァチカンみたいに警備が厳しくないところには必ず1人はいるような気がします。人が多すぎてゆっくりできないし、スリにあっても嫌なので次のパンテオンに向かいました。
トレヴィの泉からパンテオンは結構近くて歩いてすぐに着きました。
パンテオンに着いたらすぐに雨が降ってきて、雨宿りのような感じになってしまいましたが、パンテオンの天井に丸い穴が開いていて、そこから降り注ぐ雨と光が幻想的でした。
パンテオンとはすべての神々の神殿という意味で、この建物は2世紀に再建された建物で今でも完全な形で残っているというのがすごいです。日本で2世紀といったら卑弥呼の時代よりもずっと前ですが、その頃にすでにこんなに立派な建築技術があったというのがすごいです。パンテオンは無料ですし、中のライトアップや装飾は見事なのでトレヴィの泉に来たらついでに歩いて立ち寄ってみるとよいと思います。
パンテオンの中は円形で、ドームの中央には直系9mもある天窓があり、そこから光が差し込んできます。椅子に座ってドームに映る光の輪を眺めていると時間がたつのを忘れてしまいそうになります。
パンテオンで少し雨宿りをして、多少小雨になってきたので、ナヴォーナ広場へ向かいました。
途中、ちょっとした空間に広場があり、オベリスクが建っていて、その周りにはカフェがあり、そういう空間がとてもうらやましく思えました。日本はちょっとした空間でもすぐに何かに使ってしまい、ゆったりとした空間を楽しめる場所が少ないと思います。
ナヴォーナ広場に無事到着しましたが、雨でそれどころじゃ無くなってきたのでとりあえず写真だけ撮ってすぐに近くの本屋に避難しました。
本屋に入る前にまた傘売りに声をかけられましたが無視して本屋に行きました。さすがにイタリア語で書かれた本を買う気にはならなかったのですが、古い建物でも中がきれいに改装してあるおしゃれな本屋で、本屋の中を歩いているだけでも面白かったです。
その後はローマの定宿の「ガリバーズハウス」に戻り、昨日一緒にご飯を食べに行ったシマダさんと今日もご飯を食べに行くことにしました。昨日とは別の中華料理屋に行き、ラーメンかと思って注文したらやきそばのような物が出てきたのですが、思ったよりもおいしかったので良しとしました。昨日の店より安いと思ったのですが、あとでTaxと言われ、1人1.1ユーロの税金が別でかかったため結局昨日より高くなってしまいました。
夕食後、シマダさんはローマでサッカーの試合を見たいと言ってチケットショップにサッカーのチケットを買いに行くというので着いて行きました。シマダさんに聞くと4日後のローマ対レッジーナの試合を観に行くとのことだったので、ローマには4日後までいることにして、結局一緒にチケットを買って、試合を観に行くことになりました。
その後、今後のヨーロッパの計画をたてるにあたって、ヨーロッパの鉄道が乗り放題になる「ユーレイルパス」を買うか、ヨーロッパの長距離バスが乗り放題になる「ユーロラインズ」を買うかいろいろとシマダさんにも聞いて、ネットで調べて情報収集しました。
宿には新しくサトシくんという日本人が来ていました。
結局、次に日にインフォメーションセンターに聞きに行くことにして早めに寝ました。毎日、ローマの観光で一日中歩いているのでぐっすり眠れます。