ローマ観光5日目は先日ヴァティカンに行った時に行っていなかったヴァティカン美術館に行くことにしました。
ヴァティカン美術館は、14世紀に法王庁がフランスのアヴィニョンからローマに戻って以来、法王の住居として使われてきた宮殿です。現在も法王や法王庁の部屋があるものの1400以上ある部屋や礼拝堂の一部が、20もの博物館、美術館、絵画館として開放されています。
僕が行った時の情報としては、
・営業時間: 3〜10月8:45〜15:45
土、1月〜2月、11〜12月、最終日曜8:45〜13:45
・定休日: 日曜日、他宗教祭日など変則的
・料金: 10ユーロ
学生7ユーロ
でした。
今日の観光はローマに来て初めて他の人と一緒に回ることになりました。二晩一緒にご飯を食べているシマダさんと、昨日宿で出会ったサトシくんです。サトシくんは東北の大学にいる大学生で一年留年した3年生で同い年でした。今は大学を3週間友達の代返(本人に変わって友達が出席の返事をすることで出席しているようにすること)で出席していることになっているため、ローマに来たのだそうです。3週間も代返ってすごいことができるんですね。
ヴァティカン美術館に行くまで3人でいろいろと話をしていたのですが、サトシくんは昨日、トレヴィの泉で道を聞いた人と仲良くなって一緒に飲みに行くことになり、ついて行ったらビール2杯で現金90ユーロとカードで250ユーロを盗られてしまったらしい。そんなことってうわさでは聞きますが本当にあるんですね。サトシくんには申し訳ないですが、こういうトラブルの実体験を聞くことによって自分の警戒心は強まるので、こういう話を聞かせてもらうととてもありがたいです。
そんな話をしていたらヴァティカンに到着しました。入り口はずっと奥にあって、そこでまたサンピエトロ大聖堂に入る時にあったような荷物検査がありました。国際学生証を持っていたため、料金は7ユーロでした。
最初に見たのはエジプト系の展示でした。そのあといろんなところを見て回りました。
途中、中庭に出ると大きな松ぼっくりがありました。
ここは、ピーニャの中庭というところで、ピーニャとは松ぼっくりのことらしいです。中庭には他にもディズニーシーにありそうな大きな地球儀のような球体がありました。
そして、再度見学です。建物が豪華すぎて驚きます。廊下の両側に無造作にすごい価値のありそうな彫像が並んでいます。
彫像の展示が結構多いです。
この通路は両側にいろんな地図があり、天井には描けるだけ絵画を絵画を描いたという感じの豪華な通路でした。
どこの地図なのかわかりませんが、地図って見ていて面白いです。
そして、ついに有名なラファエロの間に来ました。
本当にすごかったです。体育館くらいある部屋の壁と天井が細かい絵でびっしり埋められていて見事です。
教科書で見たことあるような絵があります。
ちゃんとしたガイドブックを持ってくればよかったと後悔しました。
そのあとは更に有名な「システィーナ礼拝堂」へ行きました。写真撮影が禁止なため、写真はないですが、これは写真では伝わりません。天井の絵はミケランジェロが1人で描いたそうですが、1人であんな広い天井に細かい絵を描き続けていたら首が痛くなってしまいそうとどうでもよい心配をしてしまいます。壁に描かれている絵はミケランジェロではないらしいのですが、やはりミケランジェロが描いたものとは出来が違う気がします。
指と指をあわせている有名な「アダムの創造」も見ることができて感動しました。
システィーナ礼拝堂の他にもすごい絵画を発見しました。ラファエロの「キリストの変容」です。これも教科書で見たことがあります。
レオナルドダヴィンチの未完成作品「聖ヒエロニムス」もありました。こちらも何かで見たことがあります。どこが未完成なのかわかりません。
絵画を見たあとは、博物館のカフェでパニーニを食べました。そして、そのあともう少し絵を見てから博物館を出ました。シマダさんとサトシくんはサンピエトロ大聖堂をまだ見てないので見に行くと言って、ここで別れて1人でテルミニ駅に向かいました。
テルミニ駅のインフォメーションセンターでユーロラインズというバスについて聞こうと思ってうろうろしていましたが、結局よくわからずガリバーズハウスへ戻りました。そこで、2人に再会し一緒に夕飯を食べに行きました。
パスタを注文したら注文していないパンが出てきて、パンとサービス料は強制ということをあとで気がつきました。イタリアのレストランのシステムが分かり難すぎる。パスタは硬くて個人的には好きではなかった。
宿に帰って今後の旅の計画を立てたり、みんなで話をしたりしてから寝ました。