シドニーやシドニー周辺にはいろんなビーチがあって、マリンスポーツやビーチでののんびりとしたひとときを過ごすことができますが、シドニー周辺にはほかにも自然がたくさんあり山の自然を楽しめる場所として有名なのは「ブルーマウンテンズ」という場所です。
ユーカリの木から揮発するオイルが太陽光に当たり、山々が青くかすんで見えることからブルーマウンテンズと呼ばれるようになったそうです。
シドニーからの日帰り旅行や一泊旅行で人気の場所で、高原でのウォーキングやハイキングを楽しむ人が多い避暑地です。
語学学校友達が日曜日にみんなで一緒にブルーマウンテンズに行くので来ないかと言われ、よろこんでついて行くことにしました。
ホームステイ先に帰って一緒の家でホームステイをしているサウジアラビア人のカリドに言ったら一緒に行きたいというので、一緒に行くことになりました。中国人のポールとジニーはブルーマウンテンズは寒いから厚着をしていった方が良いといって防寒着をくれました。どうやらシドニーに比べるとブルーマウンテンズは結構寒いようです。
日曜日、朝起きたら少し雨が降っていましたがとりあえず、学校の友達に電話をしたら集合時間を少し遅めて10時にすることにしました。
カリドと一緒に家を出て、セントラル駅に10時に到着しました。
メンバーは、今回のブルーマウンテンズ旅行の発起人のメキシコ人のケレンとドイツ人のセバスチャンとコロンビア人のホアンとジョージ、日本人のヒサ。そして、僕とカリドです。
初めて会ったカリドをみんなは快く受け入れてくれ、すぐにみんな仲良くなりました。日本にいると初対面ってちょっと緊張しますが、海外にいくと自然とみんな打ち解けるのが早く、そういった環境がとても楽しいです。
ブルーマウンテンズまでの道のりは、シドニーセントラル駅から30~40分ごとに出発するブルーマウンテンズラインでカトゥーンバという駅までいきます。
2時間ほどの道のりでしたので、みんなで話をしたり、寝たりしていました。
ブルーマウンテンズに到着すると雨はやんでいましたが、さすがにシドニーに比べると寒いです。6月なので、オーストラリアは冬ですが、それでもシドニーはそこまで寒くなかったのにさすがに山の方に来ると寒いです。
駅周辺で何かお祭りがあるみたいで観光客が大勢いました。
路上で大道芸をやっていて見ているのが面白かったです。
火のついたトーチのジャグリング。みんな寒そうな格好をしているのに、パフォーマーは半袖です。
昼になっていたので、屋台でケバブを買って食べました。食べながら歩いて山を目指しますが、道の両側が屋台で埋め尽くされてなんだか日本の初詣のような感じになっていて大変です。
人混みの先に目指す景色があるのでがんばって歩いていきます。
こちらの屋台はアボリジニの伝統衣装を売っているのでしょうか?
駅から景色のきれいなビュースポットまでは1キロちょっとくらいです。
やっとたどり着いた先は、、、絶景!!! なんだけど天気悪くてちょっと残念です。
シドニーを回ったあとにいろいろと他のオーストラリアの街を回りましたが、ここまで緑が多く続いているとこはなかったです。
ここから有名なスポット、「スリーシスターズ」に歩いて向かいます。
スリーシスターズに関してオーストラリアの原住民のアボリジニの伝説があります。
昔この山に3人の娘とその父親が、この地にいる魔王を恐れて高い山の上で暮らしていましたが、ある日、娘の一人がうっかり魔王の目を覚ましてしまって、魔王から娘を守るために父親が魔法の骨で娘達を岩に変えたのですが、その混乱のなかで父親は魔法の骨を失くしてしまい、父親は今でも鳥に姿を変えて魔法の骨を探しているという、、、
そのスリーシスターズの伝説の岩が今でも残っています。
日本でも自然で作られたにしては特徴のある岩をいろいろな物に見立てて伝説として語り継がれてますが、そういう風習は海外でもあるんですね。
伝説になる特徴的な形をしてます。
そこからスリーシスターズまで急な階段を下りて行きました。
近づいてみるとこんな絶壁だったとわかりました。
スリーシスターズの根元はちょっとだけ休憩できるようになっています。
他にもブルーマウンテンズにはロープウェイやトロッコがあるのですが、スリーシスターズから歩いて戻って来たら時間がなくなっていたため帰ることにしました。
夕方になって晴れ間が見えた空がくやしいですが、雨が降らなかったことに感謝しなければいけませんね。
このあと、セントラル駅まで戻り近くのフードコートでご飯を食べて解散しました。
シドニーから日帰りで楽しめる観光スポットはビーチが多いですが、山が恋しくなったらブルーマウンテンズがオススメです。
シドニーより寒いので防寒対策は必ずしていくようにしましょう。