やっとの思いで丘を登ってユースホステルに到着しました。古いレンガの外壁で出来たっアッシジ(Assisi)のユースホステルはとても素朴で良い感じの雰囲気でした。
予約もなく来たのですが、いきなりでも泊まることができて一安心です。大きな荷物を宿に置いて貴重品だけを小さなバックパックにつめてやっとアッシジ(Assisi)の散策開始です。ユースホステルはアッシジの城壁から少し下がったところにあるので、ワクワクしながら丘を登って行きます。荷物を置いて体が楽になったのでいきなり元気になりました。
少し丘を登るとアッシジ(Assisi)の町へ入る入り口に着きました。
ローマとは違って素朴で静かそうな町でワクワクします。
まずは、一番有名な「サン・フランチェスコ聖堂」へ行ってみることにしました。丘の上から先ほど駅から来た道を見てみるとだんだんと霧が晴れてきれいな農村風景が見えてきました。
小さな町なので、正面入り口を入って左に曲がるとすぐに「サンフランチェスコ聖堂」が見えてきます。広くシンプルな広場と、その両側にある回廊と柱、そして、その奥に見える白い建物が印象的です。有名な観光地なのでもっと混雑しているのかと思ったのですが、そこまで混雑していませんでした。
広場の横にある回廊はシンプルな石と土の色でまとめられていてもきれいです。
反対側の回廊は日が差し込み、明るく、ベンチで休憩している人がいました。
サンフランチェスコ聖堂の中に入りました。ここは、聖フランチェスコの死後、1228年に建設が始められた建物で、教会は上部と下部の2層造りになっています。内部の階段を降りて行くと聖フランチェスコの墓がある地下室に行けます。
今まで、ローマで沢山の人のお墓を見てきましたが、墓の前で祈っている人はほとんどいませんでした。しかし、この聖フランチェスコの墓の前では祈っている人がたくさんいて、聖フランチェスコが人々に与えた影響の高さを感じることができます。
この教会の中庭には敷石があって、それは墓石で出来ているそうです。死後、多くの人々に踏まれることによって、生前の罪を償って早く天国に行けるという考えらしいのですが、墓石を敷石にして踏んでもらうなんて日本ではちょっと考えられないですね。
サン・フランチェスコ聖堂を見学したあとは、横の坂を上がって丘の上に登ってみることにしました。
芝生にきれいに「T PAX」という文字が書かれていました。
ちょっと上がったところから、先ほどのサン・フランチェスコ聖堂の横の広場と回廊の見下ろして景色を見てみました。
ちょっと離れたところから見てもサン・フランチェスコ聖堂は装飾も色も少なく、シンプルできれいです。建物の前に人が集まっていました。
さらに坂を上って行きます。坂の途中の景色の良いところにベンチがあって、老夫婦が大勢ベンチに腰掛けて景色を楽しんでいました。ほのぼのとして良い光景です。
路地を見かけました。アッシジ(Assisi)は城壁の内側は車の入って来れる場所が少なく、歩行者だけが歩ける路地が多くて、歩いていてワクワクします。
路地を適当に歩いてみることにしました。