親戚の家に泊まらせてもらって一日目。
それにしても海外の家は広い。トヨタの海外駐在員ですが、メルボルンで借りていた家は広く、親子4人で暮らしていましたが部屋が余ってしまうくらいです。
メルボルン到着初日は、親戚家族は用事があるということで一人でメルボルンを観光することにしました。シドニーから自転車を列車で運んできましたが、梱包用の段ボールがないという理由で列車に自転車を積み込めないと言われキャンベラで一度お別れになり、ごねてお願いしていたら別便で一日遅れでメルボルンに届けてくれるということになったので、今日は最後に自転車をメルボルンの駅に取りに行かないといけません。
とりあえず、Brighton Beach(ブライトンビーチ)から電車に乗ってメルボルンの街の中心部に向かいます。電車はいちいち切符を買うのが面倒だったので一日乗車券を5ドルくらいで買いました。
メルボルンの駅はレトロな雰囲気ですが、茶色と黄色の縞模様でなんとなく陽気な感じがします。
しかし、そんな駅の後ろには近代的なビルが沢山建っているのが見えて大都市ということを感じさせます。
レトロな雰囲気と近代的なビルと緑がうまく融合している街です。大きなドームっぽい建物もありました。
中には奇抜な建物もあります。
大きな教会があったのですが、外側が改修中なのが少し残念でした。
落ち着いた雰囲気の建物も多くあります。
と、思っていたらガラス張りの建物があったりします。
古い建物と新しい建物が混在している街ですが、シドニーに比べると古い雰囲気の落ち着いた町並みだと思います。
路面電車が走っているのが良いですね。
せっかく路面電車も乗れる一日乗車券を買ったので、いろいろと乗ってみました。
海外でバスや路面電車に乗ると切符の買い方が分かり難かったり、料金の清算方法が分かり難かったりするので、本当はいろいろと乗ってみたいのですが、いつもちょっと躊躇してしまいますが、のr放題チケットはそれらを気にしないで良いので気が楽です。
きれいで立派な建物です。
歩いていると大きく古そうな教会がありました。
セントパトリック教会と言う由緒ある教会で、オーストラリア最大のゴシック建築だそうです。
青い空と合っていてきれいです。
中も天井が高く、きれいで静かです。
海外の教会に行って思うことですが、日本ではここまで天井の高い建物ってほとんどないので、大きな教会に行くとまず天井の高さと空間の広さに驚いてしまいます。
日本では地震が多いので石造りの巨大な建物は作ることは難しいと思いますが、地震が無いにしてもこれだけ大きなものを作るのはすごいです。
こちらのセントパトリック大聖堂は1858年に着工し、80年以上かかって出来たそうですが、今みたいに重機もない時代にここまで大きな物を作るのはよほどの労力を必要としたと思います。
尖塔の高さは106mで教会の中には2000人ほどの人数が収容できるそうです。
ステンドグラスもきれいでした。
セントパトリック大聖堂の横にはフィッツロイ庭園という公園があります。
こちらは、イギリスの国旗であるユニオンジャックの形に作られ、1857年に開園という歴史のある庭園です。歩いてみると街の中にあるのに豊かな緑に囲まれ、散歩をしている人たちがいて市民の憩いの場になっているようです。
この庭園にはオーストラリアで有名なイギリス人船乗り「キャプテンクック」の家があります。
これは、1755年にイギリスのグレート・エイトン村に建てられたコテージを移築した物で、1934年のメルボルンのあるビクトリア州の100年祭を記念にラッセルグリムウェイド卿から寄贈されたものです。
キャプテンクックは長い船旅から戻ると、次の航海までの時間をこの質素な家で両親と暮らしたそうです。
オーストラリアで何度も耳にしたキャプテンクックという有名人ならもっと大きな家に住んでいたのかと思っていましたが、実際に見るととても小さく質素な家です。
家の中は当時の様子を再現してキャプテンクックの生涯と航海の地図を展示してあるそうですが、入場料がかかるので中に入りませんでした。