今日は、昨日ガリバーズハウスで知り合った、ミキさんという日本人の女性と行き先が同じだったので、一緒に行くことになりました。その行き先とは、「サンタマリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会」。初めてだと絶対に噛まずには言えない教会の名前です。
ガイドブックによると、
「サンタマリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会」はバルベリーニ広場と、ボルゲーゼ公園にあるピンチアーナ門を結ぶおしゃれなヴェネト通りの途中にある教会。この教会は別名、骸骨寺と呼ばれており、5つの部屋に4000人の修道僧の骸骨がきれいに飾ってある。一種異様な感があるが、宗教観、死後の世界感を考えさせられる神聖な場でもある。
と、書いてありました。ローマでは華やかできれいな場所ばかり見てきたので、こういったローマの影の部分のような場所にも興味があったので、サンタマリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会に向かいました。
入場料は寄付制になっているため、入り口で気持ち分として1ユーロを支払って中に入れてもらいました。
中はものすごいです。中に入るまでは「どうせ、ただ骸骨が並べられているだけでしょ」と軽く思っていましたが、骨のいろんな部分を使ってきれいに模様が作られていたりしました。模様はきれいですが、雰囲気はやはり不気味です。ミイラや骨に服を着せてあるものもありました。
こうやって死後の世界を意識することで、現世をより良く生きようと思う効果があるんでしょう。しかも、実際に効果がありました。やはり、人間の骨って昔と違って現代の人はほとんど目にすることがないと思います。近しい人が無くなった場合でも、日本の場合はすぐに火葬して、骨もほとんど残らないため、骨を目にすることはありません。
サンタマリア・イン・マコラータ・チェツィオーネ教会で大量の骸骨を見ることで、人間も死んだら骨になるんだという意識が高まり、現世を悔いのないように、恥じない人生を送ろうと決意しました。