今日は先日、同じ宿に泊まっているシマダさんと一緒にチケットを買いに行ったサッカー観戦の日です! 対戦カードはセリアAのASローマ対レッジーナの試合です。
※このブログは2003年の内容を書いているので古いです。
試合は午後の3時からということで、時間があったので昼まで泊まっている宿の「ガリバーズハウス」でゆっくりと今までの日記を書いたり、本を読んでいたりしました。そして、昼になって僕とシマダさんと更に同じ宿に泊まっている日本人の女の子2人が一緒に行きたいというので、4人でスタジアムに向かいました。
本日の会場は「スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ」です。ここは、ASローマとSSラツィオがホームスタジアムとして使用しているスタジアムで、収容人数72,698人という大型スタジアムです。元々は1960年のローマオリンピックの時にメイン会場として建設されました。
バスは片道1ユーロで、バスの中にはすでにローマの応援の格好をした人がたくさんいたので、ついて行けばスタジアムにたどり着けるだろうということで、バスを降りる場所、バスを降りた後、ずっとついて行きました。
作戦は無事成功してスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマに着きました。
数日間、ローマの天気が悪く寒かったのでいつもと同じように厚着をしてきたら、かなり晴れて暑くなってきてのでバスの中で気持ち悪くなってしまった。女の子二人はチケットを持っていなかったのですが結構早く来たので当日券が残っているのではないかと期待してチケットを買いに行きました。
スタジアムの周辺には出店が多く出ていてお祭り状態です。偽物っぽいレプリカユニフォームも沢山売っていました。
スタジアムの中に入ろうと思ったらカバンに付けていたLEDの小さなキーホルダーを警備員にレーザーポインターと思われて没収されそうになったので、説明するのも面倒だったので隠しました。ペットボトルもフタがついているとダメなようだったので、フタを取ってポケットに入れて入場しました。
僕たちが買ったチケットはASローマ側で、エリア内なら自由席でした。適当に座って待っていたら選手がアップを始めました。結構レッジーナのいるアウェイ席に近く、境が透明のガラスで区切られていました。ちゃんと分けないと乱闘が起きるからでしょうか。
レッジーナの応援席は人数は少ないですが、たぶん熱狂的なファンを集めているようで、試合が始まる前から騒がしく、赤い旗を振り回していました。
このときの注目選手は、ASローマのトッティとセリエAのレッジーナに移籍していた中村俊輔です。練習中の選手を見ていましたが、中村俊輔は見えませんでした。
中村俊輔の選手紹介の時に少しブーイングがありましたが、ブーイングがあるということはある程度実力を認められているということなんだと思います。1人で世界に出て戦っている、更に、現地の人に認められているすごさを認識しました。
そして、ホイッスルが鳴って試合が始まりました。中村俊輔はベンチスタートのようです。
普通の試合でこれだけのスタジアムがこれだけ埋まるのがすごいです。さすがは世界最高峰のサッカーリーグのひとつのセリエAです。試合中、レッジーナの応援はかなり過激でしたが、ASローマ側は結構静かでした。
試合の途中で熱狂したレッジーナのサポーターが突然発煙筒を炊きました。ヨーロッパのサッカーらしくなってきました。
ASローマのサポーターも負けていられないようで、対抗して発煙筒を炊くので煙で途中試合が見えなくなってしまいました。それにしても、黄色や赤や緑のカラフルな発煙筒もあるんですね。
途中で中村俊輔がアップを始めました。遠くて分かりにくいですが、特徴的な後ろ姿だったのですぐにわかりました。
そして、後半の残り10分くらいで選手交代で中村俊輔がピッチに入りました。
望遠のカメラがなかったので、オーストラリアで買った双眼鏡にカメラを押当てて写真を撮りました。
そのあと、近くのおじさんに多分
「日本人だろ? 中村俊輔がいるなら今日はレッジーナの応援に来たんだろう?」
という感じのニュアンスで話しかけてきましたが、ローマ側の応援席にいるので
「ローマを応援しにきているに決まっているじゃないか!(汗」
のような返しをしてしのぎました。ローマ側の席でレッジーナを応援するなんて怖くてできません(笑
結局、中村俊輔の活躍はそんなになく、試合は2−0でASローマが勝ちました。あまりサッカーは詳しくないですが、日本のJリーグよりレベルが高く楽しい試合だったと思います。
試合後はかなりの人数が一気に帰るため、危険を避けてゆっくりと帰ることにしました。
帰り際に、インチキそうな屋台のお土産屋で良さそうな帽子を見つけたので、値切り交渉をしたのですが目標の4ユーロに下がらなかったので、買わずに帰りました。しかし、交渉は面白かった。
スーパーに寄って食材を買って、駅で明日の「ローマ」から「アッシジ」行きの切符を買っていつもの宿「ガリバーズホテル」に帰り、数人で集まって一緒に夕飯を食べました。スーパーにチキンが丸ごと、しかも4ユーロで売られていたのでみんなでシェアして食べました。美味しかった。